『本をめくると音楽が聴こえてきたvol.9』 ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡」 

nicolasでのmomo椿*さんのイベントは、「フジッリの雨」に続いて2回目。
『本をめくると~』シリーズは、今回が初の東京での開催だそうです。

『本をめくると音楽が聴こえてきたvol.9』 ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡」 音楽:momo椿*/料理:nicolas
http://ignitiongallery.tumblr.com/post/113663674932/vol-9

本をめくると音が鳴り、小さな風が生まれる。行間にこめられた感情や匂い、音楽や色彩が、運ばれてくる。
本をめくる行為はまるで、楽譜をみながら演奏しているよう。
テーマに選んだ本を、セッションで表現する『本をめくると音楽が聴こえてきた』。
vol.9は、ミヒャエル・エンデの『鏡のなかの鏡』を、momo椿*の音楽と、nicolasの料理でお届けします。
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【日時】
2015年4月18日(土)
開場:18:30 開演:19:00 終演21:30
【会場】
nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
【料金】
4000円(nicolasの「鏡のなかの鏡」前菜+パスタ+デザート+1ドリンク付き)
【定員】
18名さま

*定員に達したため、以降キャンセル待ちの受付となります。

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1.許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。
2.息子は父親でもある師匠のすぐれた指導のもとで・・・・・・
3.屋根裏部屋は空色だ。
4.駅カテドラルは、灰青色の岩石からなる・・・・・・
5.ずっしりした黒布が、垂直のひだをつけて・・・・・・
6.貴婦人は馬車の窓の黒いカーテンをひいて、たずねた。
7.証人が報告している。夜の草地に・・・・・・
8.大理石のように蒼ざめた天使が
9.湿地のように暗いのは母の顔だ。
10.惑星の回転のようにゆっくりと
11.眼をとじる。顔の内部。ほかには・・・・・
12.すでに何世紀も何世紀も以前より・・・・・
13.ここは部屋である、と同時に・・・・・・
14.婚礼の客は踊る炎でした。
15.灰色にひろがる空の平面上を・・・・・・
16.この紳士は文字だけからできている。
17.そもそもは羊が問題でした。だが・・・・・・
18.夫と妻が展覧会にでかけようと思う。
19.青年医師は、治療室のすみに陣どって・・・・・・
20.事務所がひけて、魚の眼をした男は・・・・・・
21.山のうえの売春宮殿は、今夜・・・・・・
22.世界旅行者は、この港都市の・・・・・・
23.この日の夕暮れ、老船乗りは吹きやまぬ風に・・・・・・
24.黒い空のした、ひとの住めない国が・・・・・・
25.手に手をとって、ふたりが道を・・・・・・
26.教室では雨がたえまなく降っていた。
27.俳優たちの廊下で私たちは・・・・・・
28.あらためて火ぶたが切られた。
29.サーカスが燃えている。
30.冬の夕暮れ、雪におおわれた境界ない・・・・・・
(ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』目次)
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件名 : 「本をめくると音楽が聴こえてきたvol.9」

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momo椿*

mau(accordion, vocal)
annie(accordion, guitar, vocal)
2007年東京に誕生。アコーディオンデュオ。
もてあます程の美しさや、横切っていってしまった名付けようのないなにかを、短い音楽につくりかえ、歌い、演奏する。
momoはミヒャエル・エンデの時間のお話。椿はふたりがそれぞれ想う花。
カフェや喫茶店、映画館、美術館、教会、縁日、結婚式などでの演奏のほかに、現代音楽、ファッションショー、演劇やバレエ等の舞台芸術の世界にも登場する。
また、音楽が物語を導いていく世界を「音楽劇」と捉えて制作したり、人形作家や型染め作家など、ものつくりの人と一緒にちいさな舞台を制作する。
これまでに「momo椿*」「ノエル=ギャロン:ソルフェージュのための20の課題」「扉、ありもしない」3枚のCDを制作。
2013年1~2月、ミュージカル「100万回生きたねこ」(主演:森山未來、満島ひかり、演出・振付・美術:インバル=ピント、アブシャロム=ポラック、音楽:ロケット・マツ、阿部海太郎)の演奏者として出演。
http://www.momotsubaki.com
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企画:熊谷充紘(ignition gallery)
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イラスト&デザイン:大山美鈴