窪美澄のブックサロン「“アニバーサリー”の先に」

窪美澄のブックサロン「“アニバーサリー”の先に」


http://ignitiongallery.tumblr.com/post/114642734302

2015年5月1日(金)
開場:19時 開演:19時30分 終演:21時30分
会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
料金:2800円(nicolasの前菜+パスタ+デザート+1ドリンク付き)
定員:18名さま

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作家・窪美澄さんの『アニバーサリー』(新潮社)は、昭和10年生まれの晶子と昭和55年生まれの真菜、まったく異なる2人の人生が、2011年の震災の日に交差していく物語です。

今を生きる私たちの生活はその前の世代の選択によって成り立っていて、それは今を生きる私たちの選択が、この後の世代の生活に大きく影響するということ。
歴史はずっとそうやって続いてきて、私たちが死んだ後もずっとそうやって続いていく。
だとしたら、つらい現状でもなんとか受け入れて、その上で、未来を少しでも考えていきたい。
そのためには、過去を知る必要もある。

三軒茶屋にあるカフェ「nicolas」は、2011年5月1日にオープンしました。
2011年3月11日の震災の日は、開店準備の真っ只中でした。
開店してしばらくのあいだ、茶沢通りの街灯は灯されませんでした。

『アニバーサリー』では東京大空襲があった3月10日、終戦記念日の8月15日、そして3月11日という3つの歴史的な日が描かれます。その日を区切りに主人公2人の人生が大きく変わってしまう。
nicolasにとっても3月11日はそういう日で、その上で、5月1日という記念日を自ら記した。

2015年5月1日はnicolasにとって4周年の記念日です。
その日、窪美澄さんと、『アニバーサリー』について、そしてアニバーサリーのその先について、思いを交わす時間を作れたらと思います。
“みんなで同じものを食べながら聞けば、それほど深刻にならずに受けとめてくれる”
本文中に出てくるこの文章そのままに、nicolasの料理をみんなで食べながら、戦争について、震災について、親について、子どもについてなど、語り、見つめ、感じあえたらと思います。

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*定員に達したため、以降キャンセル待ちの受付となります!

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件名 : 「アニバーサリーの先に」

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プロフィール:

窪美澄(くぼ・みすみ)

1965(昭和40)年、東京生まれ。
2009(平成21)年「ミクマリ」で、第8回「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。
受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、
2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また2011年、同書で第24回山本周五郎賞を受賞。
2012年、第二作『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞を受賞。
その他の著作に『クラウドクラスターを愛する方法』『アニバーサリー』『雨のなまえ』『よるのふくらみ』
『水やりはいつも深夜だけど』などがある。

企画:熊谷充紘(ignition gallery)