『夏休みが永遠に終わらなければいいのに』。

もう少しで8月も終わってしまいますが、
「夏休みが終わらなければいいのに!」
というイベントを、9月、nicolasでします。
ライブセッションがあったり、ブックサロンがあったり。
行こうぜ、夏休みの向こうへ。

http://ignitiongallery.tumblr.com/post/95356391122

あの頃、夏休みが永遠に終わらなければいいのにと、雲を眺めたことがある、あなたへ。
あの頃と、いまが、つながっていることを、9月のnicolasで感じてもらえたら。
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『夏休みが永遠に終わらなければいいのに』
期間:2014年9月5日(金)〜9月22日(月)
場所:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
16:00〜24:00 9月6日・火曜・第3水曜定休
装飾:鈴木いづみ
器:Satoko Sai+Tomoko Kurahara
メインビジュアル:扇谷一穂
企画:熊谷充紘(ignition gallery)
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雲をずっと眺めていると、雲が少しずつ動いていることに気づく。僕らの日々も、少しずつ変化し続けている。ふわりと形を変えていく雲。溶けあって溶けあっていく日々。
夏休みが始まる前に覚えた、終わりがないような、行き止まりがないような解放感。
なんだってできる。どこへだっていける。
遥か彼方の雲に手が届きそうな僕らには、1日1日という区切りは目に入らなかった。
春、夏、秋、冬。季節は劇的に変化はせず、夏の空気に秋の気配がまじるように、溶けあい、うつろう。時には、冬に夏を感じることもあるだろう。
だから、いつだって夏休みは、そこにある。
“遥か”を手に入れた夏休み気分を、永遠に持ち続ける。
溶けあう季節に漂っていたら、気づけば僕らは、雲の上にいた。
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鈴木いづみさんによって装飾されたnicolasで、
Satoko Sai+Tomoko Kuraharaさんの器を、展示&販売致します。
涼やかな夏の淡いを食卓に。
そして期間中、nicolasの特製デザートを、Satoko Sai+Tomoko Kuraharaさんの器で提供致します。
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【ライブ】
鈴木いづみ(装飾)×扇谷一穂(音楽)セッション『遥かを手に入れる』
※ 定員に達したため、受付は終了させていただきました。
ご予約ありがとうございました。

日時:9月14日(日)
open18:30 start19:00 close21:30
料金:3900円(nicolasの前菜+パスタ+デザート+1drink付き)
*デザートは、Satoko Sai+Tomoko Kuraharaさんの器で提供致します。
nicolasの装飾をしてくださる鈴木いづみさんに、この日はライブデコレーションをして頂きます。雲をずっと眺めていると、少しずつ動いて、形を変えていくことがわかるように。
雲が流れるそこには風があって、耳を澄ますと、そこには音があります。
鈴木いづみさんとセッションしてくださるのは、扇谷一穂さんです。
扇谷さんの声は心のひだに響きます。「夏休みが永遠に終わらなければいいのに」と思ったあの頃の情景が、きっと思い浮かびます。
鈴木さんの装飾と扇谷さんの音楽がnicolasで溶けあったとき、手に入れる”遥か”。
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【サロン】
翻訳家・柴田元幸さんブックサロン『曖昧な世界』
※ 定員に達したため、受付は終了させていただきました。
ご予約ありがとうございました。

日時:9月15日(月)
open18:30 start19:00 close21:00
料金:2700円(nicolasの前菜+パスタ+デザート+1drink付き)
*デザートは、Satoko Sai+Tomoko Kuraharaさんの器で提供致します。
エドワード・ゴーリー、ケリー・リンク、ブライアン・エヴンソン、カレン・ラッセル、セス・フリード、トム・ジョーンズ、ショーン・タン・・・。
翻訳家・柴田元幸さんに、世界の曖昧さを描いた作品について、朗読とトークをして頂きます。
『夏休みが永遠に終わらなければいいのに』という今回のテーマも、いわば子どもの妄想のようなものですが、そんな荒唐無稽な奔放さが、現実と幻想の境界を曖昧にし、いままでとはちがう世界を見せてくれる小説があります。
夏休みに、異界の入り口のようなものを、ついつい見つけてしまうように。
nicolasの料理と飲み物を一緒にお召し上がり頂きながら、柴田さんの朗読とお話を、ご堪能ください。
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【ブックフェア】
『夏休みが永遠に終わらなければいいのに』
柴田元幸さんがブックサロンで取りあげてくださる、エドワード・ゴーリー、ケリー・リンク、ブライアン・エヴンソン、カレン・ラッセル、セス・フリード、トム・ジョーンズ、ショーン・タンなどの作品を、期間中、nicolasで販売致します。
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【イベントのご予約】
ignition.gallery@gmail.com
件名「イベントタイトル(例:遥かを手に入れる)」
1.お名前(ふりがな)
2.当日のご連絡先
3.ご予約人数
上記を明記のうえ、メールをお送りください。こちらからの返信をもって、ご予約完了となります。着信設定のご確認をお願い致します。
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【プロフィール】
鈴木いづみ(Izumi Suzuki)
1996年より東京を中心に活動。切り貼りと手芸を用いたドローイング/インスタレーションを制作している。
http://izumisuzuki.blogspot.jp/
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Satoko Sai+Tomoko Kurahara
崔聡子と蔵原智子による陶芸作家ユニット。共に多摩美術大学工芸学科にて陶を専攻し、2002年卒業と同時に共同制作を開始。その後2005年に崔は韓国へ留学、2002年〜2005年に蔵原はフィンランドへ留学(ヘルシンキ芸術デザイン大学/現アアルト大学修士課程修了)。距離を隔てた活動期間を経て、2006年滋賀県信楽陶芸の森アーティスト・イン・レジデンスプログラム参加。同年より東京のアトリエに拠点をおく。
シルクスクリーンによる陶器への写真転写など、量産技術と手作業を組み合わせることで、陶を素材に写真や版画のような複製芸術としての作品を制作。作品には、限定数生産する「コレクション」、一年間限定の「イヤーズプレート」、カップやミニプレートなどの「デイリーライン」、ユニークピースとして制作するアートプロジェクト等があるほか、オーダーメイド制作も行う。これまで日本とフィンランドで展覧会を行い、作品を発表。
http://saikurahara.com
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扇谷一穂(Kazuho Oogiya)
東京生まれ。幼少時より能とバイオリンを習う。中学生の時ジャズを夢中で聴くうちに、音としての自分の歌声の響きに面白さを感じ、大学在学中にオリジナル曲を作り始める。’02年オリジナル曲アルバム『しののめ』(midicreative)、にてアルバムデビュー。深く手触りのある歌声と、都会的なセンス溢れる詞と楽曲で注目を集める。 ’07年におおはた雄一プロデュースによる、スタンダードを中心としたカバーアルバム『Canary』(galactic)’10年に『たくさんのまばたき』(tropical)をリリース。3アルバムともにアートワークを自ら手がけ、個展・ライブを重ねる。 CM曲やナレーション、客演作品も多数。ゴンチチのクリスマスアルバムへ作詞・歌唱で参加するなど多彩に活動している。
http://kazuhooogiya.com
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柴田元幸(しばた・もとゆき)
1954年生まれ。翻訳家。訳書にポール・オースター、スチュアート・ダイベック、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザー、スティーヴ・エリクソン、ジャック・ロンドンなど多数。2013年10月『MONKEY』を創刊。
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