わたしたちのライン 2017.2.18

わたしたちのライン 2017.2.18

日程:2017年2月18日(土)オープン12:30 スタート13:00 クローズ14:30
会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
演奏:山田俊二
ドローイング:横山雄
料理:nicolas
料金:3000円(nicolasのランチ&デザート&1ドリンク付き、横山雄の当日のドローイングを絵はがきにして後日プレゼント。)

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「わたしたちのライン 2017.2.18」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数
*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。定員に達し次第、受付終了いたします。

プロフィール:
Yamada Shunji
独学で作曲をはじめる。以後、自主制作映画や短いドラマの音楽を担当。 2014年自作曲をまとめた「交わらない時間たち」を制作。

横山雄
イラストレーター/アートディレクター/グラフィックデザイナー。
第33回 ザ・チョイス年度賞入賞/第83回 毎日広告デザイン賞 最高賞受賞。
主に美術館関連商品・ファッションブランドの図柄や宣伝美術のデザイン、本の挿絵などを手がける。http://yokoyamaanata.com

企画:熊谷充紘(ignition gallery)

プロフェッショナルとは。

料理のプロフェッショナルであることをやめるつもりはない。
だけど、料理の専門家になってはいけない気がしている。
矛盾してるようだけど。

専門家、プロフェッショナルは、敬意を払われる。
素晴らしい、と憧れられる。
でも、専門家、プロフェッショナルだけが、
そんなに素晴らしいわけじゃない。

どこかの料理人が言う。
「最近の客は本物を知らない。ファストフードばっか食ってんだろね」
どこかの編集者が言う。
「芸能人が書いた本しか売れないよ。ちゃんとした小説は売れないね」
どこかの映画通が言う。
「みんな普段、アニメしか見てないんじゃない?いい映画いっぱいあるのに」

どこかの料理人は、芸能人の書いた本すら読んでないかもしれない。
どこかの編集者は、アニメすら見てないかもしれない。
どこかの映画通は、ファストフードばっか食ってんじゃないのかな。
なにかの専門家は、最も他のジャンルをないがしろにしている人、
になっちゃっているのかもしれない。

僕もそうだけど、みんな時間もお金もないし、
時間とお金がどんなにあっても、すべてを網羅するのは無理だ。
すべての人は、なにかをないがしろにしている。
自分が、なにかをないがしろにしている人だと知ることは大事だと思う。

もし、イタリア人の寿司職人アントニオ(仮名)がいたとして、
アントニオの握った寿司を食べたいと思う人はどのくらいいるんだろう。
きっと彼はプロフェッショナル、職人を目指し、
たくさんのことをないがしろにして、日々精進しているだろう。
それでも、彼の握った寿司を食べたいと思う人は少ない気がする。
彼にどんなに技術があっても。

でも、もしアントニオが、
「ボクは、オヅ・ヤスジロウの映画が好きです。
 ラクゴも好きです。
 それで、スシを勉強しています」
と言うやつだったら、僕は、彼の寿司を食べてみたい。
技術だけでなくて、江戸の粋みたいなものも、
きっと彼は愛しているだろうから。

もちろん、技術の鍛錬を怠らないという前提で、
文化そのものに興味をもっていることが、とても大切な気がする。
そんなイタリア人がいるのか知らないけど、逆の立場の日本人はいる。
たくさんいる。

僕はお店で料理を作っているけど、
いい料理だけを作りたいわけではなくて、いいお店を作りたいのだし、
そのお店の業態はカフェだ。
カフェにはBGMとしての音楽が鳴っているし、
コーヒーを飲むときに読まれる小説だってある。
(アアルトコーヒーの庄野さんが、そんな本を出してますね)

だからきっと、カフェのプロフェッショナルは、
なにかの専門家になっちゃいけないんだと思っています。
でも、最初の繰り返しになりますが、
料理のプロフェッショナルであることをやめるつもりはないし、
だけど、料理の専門家にならないようにしたいと思っています。
敬意は払われないかもしれないし、
素晴らしい、と憧れられないかもしれないけど。

14gでnicolasの焼き菓子が買えます。

徳島の14g(アアルトコーヒー庄野さんのお店です)で、
nicolasの焼き菓子の販売をしていただけることになりました。
https://ja-jp.facebook.com/14g.jp/

不定期での販売になるかと思いますが、
お近くの方、ぜひお買い求めください。

今回の焼き菓子は2種類。
■バニラ・キプフェル(クッキー)
バニラの香りのお砂糖をまぶした、
ホロホロした生地のクッキーです。
(キプフェルは三日月の意味です。)

■ショコラーデ
チョコレート・シナモン・ナッツ・木苺の
スパイシーな焼き菓子です。

よろしくお願いいたします。

1月のお休みのおしらせ。

1月のお休みのおしらせです。

1(日)
2(月)
3(火)
4(水)
10(火)
17(火)
18(水)
22(日)
24(火)
29(日)
31(火)

1/22(日)は
「駆け込みアアニコ vol.1」
『「コーヒーと音楽」とお菓子な夕べ』
のため、通常営業はお休みをいただきます。
1/29(日)は
「柴崎友香×勝井祐二『ビリジアン』」のため、通常営業はお休みをいただきます。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

柴崎友香×勝井祐二『ビリジアン』

柴崎友香×勝井祐二『ビリジアン』

“黄色い日、白い日、赤い日。映画、ロック、火花、そして街。
10歳から19歳まで、誰かにいつか存在した、ある瞬間”
小説家・柴崎友香さんの短篇集『ビリジアン』の文庫化を記念して、
柴崎友香さんの朗読と、音楽家・勝井祐二さんのヴァイオリンのセッションをおこないます。
—-
日時:2017年1月29日(日)開場:18時 開演:18時30分
会場:nicolas(世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル2F)
料金:3900円(nicolasの前菜&パスタ&デザート&1ドリンク付き)
定員:18名さま
出演:柴崎友香(朗読)、勝井祐二(ヴァイオリン)

柴崎友香さんは、勝井祐二さんが中心メンバーであるROVOの音楽を、小説『主題歌』で“ROVOは宇宙に行けるなぁ”と書き、そしてROVOが日比谷野外音楽堂で毎年開催している「MDTフェスティバル」通称“宇宙の日”の2008年5月5日の模様を、短篇小説『宇宙の日』として描いています。
小説を書いた人と小説に書かれた人が相見えるこの機会に、お二人による『宇宙の日』のセッションも予定しています。
10歳から19歳の日々を自在に往き来する『ビリジアン』の朗読と、勝井祐二さんのエレクトリック・ヴァイオリンとアコースティック・ヴァイオリンによる即興演奏のセッションによって、小説の世界観をダイレクトに体感して頂けたらと思います。

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「柴崎友香×勝井祐二『ビリジアン』」
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2.当日のご連絡先
3.ご予約人数
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*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。

プロフィール:
柴崎友香

小説家。2000年に初の単行本「きょうのできごと」を刊行(2003年に映画化)。
2007年「その街の今は」で織田作之助賞大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、咲くやこの花賞、
2010年「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞、2014年「春の庭」で芥川賞受賞。
小説「わたしがいなかった街で」「パノララ」「ビリジアン」エッセイ集「よう知らんけど日記」など著書多数。

勝井祐二(音楽家/ヴァイオリニスト)

ROVO . KOMA . TWIN TAIL . DRAMATICS . 勝井祐二 × U-zhaan . FISHMANS . などのバンドやユニットと、ソロや様々な音楽家との即興演奏で、エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。
1996年、山本精一と「ROVO」結成。バンド編成のダンスミュージックで、90~00年代以降のオルタナティブ~野外フェスティバルのシーンを牽引した。
2016年、ROVO結成20周年をむかえ、記念アルバム「XI(eleven)」発表。

企画:熊谷充紘(ignition gallery)

新年の営業

新年は、1/5(木)からの営業となります。

駆け込みアアニコ vol.1

駆け込みアアニコ vol.1

2017 1.22(sun) 11:30-13:00

場所 nicolas(sangenjaya)
料金  1,000+1drink

曽根雅典(nicolas)
庄野雄治(14g/aalto coffee)

ご予約 info@nicolasnicolas.com

「コーヒーと音楽」とお菓子な夕べ

アアルトコーヒー庄野さんのイベント「コーヒーと音楽」、
第2回はニコラでの開催となりました。
とても楽しみ。
「コーヒーと音楽」がある三軒茶屋のカフェで、
みなさまのお越しをお待ちしています。

「コーヒーと音楽」とお菓子な夕べ
*定員に達したため、以降キャンセル待ちの受付となります。

2016.1.22 15:00open 15:30start at nicolas 3,500yen (20per only)

KUDANZ(音楽) http://www.kudanz.com/
nicolas(お菓子) http://www.nicolasnicolas.com/
aalto coffee(コーヒー)http://aaltocoffee.com/

コーヒーと音楽は良く似合う。
そんなことをぼんやり思いながらはじめた「コーヒーと音楽」。
2回目の開催になります。
今度は小さな空間で、生音のすばらしさを感じながら、なにかを感じてもらえたらいいなと。
この時間だけのお菓子とコーヒーをご用意いたします。
1月22日、三軒茶屋で合流しましょう。

aalto coffee 庄野雄治

日程:2017年1月22日(日)開場:15時 開演:15時30分

出演:KUDANZ(音楽)、aalto coffee(コーヒー)、nicolas(お菓子)

料金:3500円

定員:20名さま

会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)

電話:03-6804-0425

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
info@nicolasnicolas.com

件名『「コーヒーと音楽」とお菓子な夕べ』

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数

*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*定員に達し次第、受付終了いたします。


KUDANZ
ササキゲン (vocals/guitars)によるソロプロジェクト。
フォークミュージックをベースに置き、エレキギター/ガットギターでの
弾き語りや、バンド編成など、多様な形態で活動中。
2014年5月14日にはソロプロジェクトとなってから初の作品となる
ミニアルバム「何処か長閑な」をリリース。
その後、ライブ活動を休止後、2016 年2 月活動再開。
2016 年11 月ソロプロジェクト初のフルアルバム「血の轍」をリリース。

12月のお休みのおしらせ。

12月のお休みのおしらせです。

6(火)
13(火)
20(火)
21(水)
27(火)16:00〜18:00
29(木)
30(金)
31(土)

12/27は
火曜日ですが
16:00〜18:00 
の時間で営業します。
(18:00より貸し切りになります。)

12/29(木)より
年末年始休業をいただきます。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

mama!milk×nicolas「僕らの未開」

mama!milk×nicolas「僕らの未開」

http://bokurano-mikai.tumblr.com/post/152501817051/mamamilk-nicolas%E5%83%95%E3%82%89%E3%81%AE%E6%9C%AA%E9%96%8B

めくるめく過去と今。
mama!milkの音楽とnicolasの料理がいざなう、僕らの未開。

場所には、様々な記憶が堆積している。
会話が弾んでいるとき、音楽が流れているとき、フォークとお皿が触れるとき、
過去と今がふるえている。
思い出す。
その記憶は、今によって生まれた。
今とは、
mama!milkの演奏を聴いている今であり、
nicolasの料理を食べている今だ。
音楽が、料理が、その時だけの記憶を生み出していく。
料理をテーブルに置く音が、ワインの白い煌めきが、アコーディオンの風の音が、コントラバスに広がる影が、記憶を運んでくる。
今だから、思い出せたこと。
僕らの記憶は開かれた未開だ。
ひとつのきっかけが新たな記憶を生み、
今を刺激して、未来が開かれていく。
めくるめく、過去と今。
未知なる記憶に思いを馳せた今、扉は開かれた。
ようこそ。僕らの未開へ。

2016年11月18日(金)
会場:nicolas(世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
開場:19時30分
開演:20時
料金:5200円(nicolasの前菜+メイン+デザート+1ドリンク付き)
出演:mama!milk(音楽)、nicolas(料理)
定員:限定17名さま

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「僕らの未開」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数
*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
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プロフィール:
mama!milk

アコーディオン奏者の生駒祐子、コントラバス奏者の清水恒輔によるデュオ。
1997年より世界各地を巡りながら自由に紡いでいる音楽は「旅へいざなう音楽」とも評され、舞台、映画、美術作品での演奏も多い。
2016年は、白井晃演出舞台「夢の劇」での作曲/生演奏(w 阿部海太郎、トウヤマタケオ)、「青葉市子とmama!milk」公演や、オレクトロニカの3つの美術作品(竹田市城下町各所)のサウンドトラック、塩田千春「鍵のかかった部屋」展( KAAT神奈川芸術劇場)での「2台のコントラバスと古い扉とアコーディオンと無数の鍵による組曲」の発表の他、京都・法然院方丈庭園でのサイトスペシフィックな演奏会「ときのあとさき」など、各地の趣深い場での演奏会も好評を博している。
近作は「Duologue(デュオローグ)」と「Vanilla(ヴァニラ)」。
http://www.mamamilk.net/

企画:熊谷充紘
イラスト:山口洋佑