4月のお休みのおしらせ。

4月のお休みのおしらせです。

月・水・木は
14:00〜24:00
金・土・日は
16:00〜24:00
の営業時間です。

4(火)
11(火)
18(火)
19(水)
25(火)

4/5(水)〜4/30(日)までは
「Kanae Entani 個展 静かなるフルーツ」を開催します。
4/8(土)は
「静かなる演奏会」です。
お店は通常営業です。

よろしくお願いいたします。

暁の戦力外部隊。

この街は、戦争に巻き込まれてるのかもしれない。
なぜなら、傷ついた人がたくさんくる。
翼のもげた人、心の折れた人、胸が破けた人。
ここは、野戦病院なのかもしれない。

よその町からやってきたやつが、
野戦病院をしている。
ここには、
ケガをした人をちゃんと治す設備や人は備わっていないから、
できることは、
赤チンをつけることと、さすることぐらい。
ちゃんと治さなければいけない人は、もっとちゃんとしたところ、
本物のナースの格好をした人が、さすってくれるお店とかに、
いってください。そこも治るのかどうかはしらないけど。

傷ついた人たちは、
私の武器では弱すぎて、戦うことはもう放棄している。
私は生き残りたいだけだ。
というのは建前で、ほんとうは、
私の武器でもまだ戦えるはずだ。
とも思っている。

ほんとうに傷ついたら、故郷に帰ればいいと思ってる人。
ほんとうに傷ついたとしても、故郷には帰りたくない人。
いろいろあって、故郷には、帰れない人。
だから戦えなくなっても、なんとか生き残らなければいけない。

赤チンは、けっこう効く。

ええっ?!
赤チンを知らない?
赤チンてのは、あれだよ、ほら、こういうのに入っていて。
赤チンは、知ってないと、効かないかもしれない。
きみらの世代の赤チンに相当するものは、なに?
今度仕入れておくよ。

6年。

6年、てなんだろう。

自分にできることなんてそんなにない。
自分にできることを精一杯やるしかない、と思ってたけど、
それだけじゃダメなのかもしれない。
世の中は冗談みたいだ。
でも、ほんとにクソみたいに無力だから、
やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。

バカは黙っているのがいちばんなのかもしれない。
いつも思う。
でも、なにか言いたいから、勉強する。
そうすると、ほんとに自分の無知さを思い知って、
いよいよなにも言えなくなってくる。勉強すればするほど。
ほんとにバカでいやになる。
でも言う。バカだから。

私利私欲について考える。
私利私欲は捨てたほうがいいらしい。
無欲無私。そんなことができるんだろうか。
じゃあ、家利家欲、友利友欲。
「家族と友人さえ幸せならそれでいい。」という言い方と、
「せめて家族や友人だけでも幸せになればいい。」という言い方で、
けっこう意味が違ってくる。
「汝自身を愛するように隣人を愛せ」って、
まず自分をうまく愛することさえできていない。
市利市欲、県利県欲、都利都欲。
そんな大義名分で頑張っている人はたくさんいるだろう。
国利国欲。
ちょっと背筋が寒くなる、ちょっと怖い気がする。
世界利世界欲、宇宙利宇宙欲。
ここまでくると、もう神様だな。

自分とはまったく利害関係がない人のためにがんばる。
自分が自分のために頑張ったことが、誰かのためになる。

人は、利や欲の、おさまりどころがはっきりしないと落ち着かない。
「〇〇のために」がないと、落ち着かない。
それを、宙ぶらりんのまま、落ち着けないのが、いいのかもしれない。

「オレのこの言葉でみなさん救われてください」
なんて人の言葉に、救われた記憶はない。
「ほんとにボンクラですみません。人なんて救えません」
という人の言葉に、勝手に救われてきた。

やっぱり自分にできることを精一杯やるしかない。
そして、頼むからどうか、それが誰かのためになってくれ。

これは、祈りと呼べるようなものなのだろうか。

Kanae Entani 個展 静かなるフルーツ

Kanae Entani 個展
静かなるフルーツ

場 所 nicolas(東京・三軒茶屋)
会 期 2017/4/5(水)-4/30(日)
時 間 月水木 14時−24時
    金土日 16時−24時
    ※11.18.19.25close
企画協力 山ト波

刺繍アーティスト「Kanae Entani」の個展を三軒茶屋のカフェnicolasにて開催致します。
今回の個展では記憶のどこかで静かに佇む、優しいフルーツの世界を針と糸で表現しています。
(※大阪のセレクトショップ・New Pure Plusからの巡回展となります。)

・展示の閲覧のみも可能です。
・お席につかれる場合はワンドリンクオーダーをお願い致します。
・予め料理やデザートをご希望の方は、nicolasへのお席のご予約をお願い致します。

SPECIAL

期間中にはnicolas×Kanae Entaniのコラボメニュー&コラボグッツも登場します。展示と合わせて是非お楽しみ下さい!

EVENT

ー静かなる演奏会 ー

日にち 4/8(土) @nicolas
時 間 open12:30/start13:00-14:30
料 金 1800円(nicolasのお菓子とドリンク付)
定 員 18名様限定

Kanae Entaniの展示音楽を手掛けるピアニスト「しいねはるか」による昼下
がりの演奏会。展示空間の中での1日限りのスペシャルなイベントです。

《予 約》
件名を「静かなる演奏会」とし、お名前/人数/連絡先を明記の上、下記の連絡先
までお問い合わせ下さい。(yamatonami2016@yahoo.co.jp)

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《プロフィール》

Kanae Entani

刺繍というクラシカルな技法で空想と現実の間にあるような世界を表現する刺繍アーティスト「Kanae Entani」イギリスの美術大学を卒業後Donna WilsonやLizzie Finnなどのアシスタントを経験したのち独立。帰国後はEテレの刺繍CMや著書「花と動物の刺繍と布小物」の出版など活動の幅を広げています。
http://www.kanaeentani.co.uk/

しいねはるか

音楽と、整体の仕事をしながら日々暮らしています。ちいさなあつまり主宰。
演劇、朗読、映像に合わせた演奏や、ヨガのBGMなど、様々な場面で即興演奏をしています。世代や性別、暮らしを繋ぐような活動をしていきたいです。
2017.3.22に5thアルバムをリリース予定。

スケジュール、音日記はこちら
http://shiineharuka.wixsite.com/home

3月のお休みのおしらせ。

3月のお休みのおしらせです。

月・水・木は
14:00〜24:00
金・土・日は
16:00〜24:00
の営業時間です。

7(火)
13(月)16:00〜オープン
14(火)
15(水)
20(月・祝)16:00~オープン
21(火)
28(火)

13(月)、20(月・祝)のランチ営業はお休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

ランチ営業のおしらせ。

2/22(水)より、

毎週月曜日、水曜日、木曜日の

14:00〜16:00の時間、

ランチ営業をします。

ですので、
月曜日、水曜日、木曜日は、
14:00〜24:00
の営業時間になります。
(火曜・第3水曜定休は変わらずです。)

様子見でひとまずの再開なので、
ちょっと無理そうだったら
すぐやめるかもしれません。
いけそうならがんばります。

よろしくお願いいたします。

自分は誰でもなくて、 誰かと話してもいいし、 誰とも話さなくてもいい。

きっと、ちょっと前は、
現実からの逃げ場として、ネットがあった。
ネットへ逃げてきた人が多すぎて、
ネットの居心地がよくなくなってきたのかな。
世の中はきっとすごくよくはならないし、
しあわせなふりをするのにも疲れてきた。

音楽や小説は、
今でも変わらず寄り添ってくれている。

ネットの居心地が悪くなったら、
現実にも居場所はいくらでもあるんだよ。
匿名の人として、
誰かとコミュニケーションをとれる場所は、
現実でもあるんだよ。
飲み屋とか、スナックとか、
あと、
カフェとか、ね。

自分は誰でもなくて、
誰かと話してもいいし、
誰とも話さなくてもいい。
そんな場所が、実在するみたいだよ。
そこには、
コーヒーがあって、料理やお酒もあって、
音楽や小説が、
無責任なとなりの誰かが、
寄り添ってくれる場所みたいだよ。

神と崇めるような人がいて、
その人が奇跡を見せてくれて、
誰も彼もが熱狂、心酔するような、
そんな場所ではないかもしれないけど。

誰でもないただの人がやっている、
わるくない場所。
今のそこに疲れたら、
こっちに帰ってきたらいいと思うよ。

よけいなことをする。

「よけいなことはしないほうがいい」
「よけいなことは言わないほうがいい」
というような風潮です。

今の時代は、お店も、
インターネットへの告知が最優先だったりしているようです。
お店の宣伝だったり、お休みのお知らせだったり。

そんななかでも、nicolasは、
わりとネットをほっぽらかして、よけいなことをしていると思います。
お店の宣伝もろくすっぽしていませんし。

これからも、そうしていくつもりです。
ネットを見ている人が得をしない、というより、
いつもお店に来てくれているお客さんが得をした気持ちになれるような、
よけいなことをし続けていこうと思っています。

そもそもカフェなんてものは、
なくても誰も困らない、
よけいなものなんですから。

ていうことを、ネットに書くのもなんだかね。

言葉と物語。

最近、言葉が信用できない。
言葉の不完全さを補うのは声なんじゃないか、とか思っている。
だから、しゃべり始めると止まらなくなるくらいしゃべってしまう。
たくさんしゃべって、なにを言ったかあんまり覚えていない。
なんだ、声も信用ならないな。

今は、わからない言葉はネットでしらべればだいたい出てくる。
だからみんな、専門分野にとても詳しい。
素人だかプロだかわからないぐらい、とにかく詳しい。
会話のなかでも固有名詞や専門用語がふつうに飛び交う。

なんというか、同じ言語で話してるはずなのに、言葉が通じない。
どこまでもどこまでも細分化されたジャンルに分断されて、
となりの人と言葉が通じない。
人とコミュニケーションをとるのに向かない言葉ばかりが、
どんどん増えていっているような気がして、
言葉を知っているかどうかでふるいにかけて、
すごく小さなコミュニティをたくさんつくってしまっている。
言葉は、人を繋げるものだったはずなのに、
言葉は、人を分断するものになっている。

料理を作るときに、テーブルに食材を並べる。
すべての食材に物語がある。野菜も肉も、パスタやオリーブオイルも、
誰かが作っている。それが誰かに運ばれて、ここにある。
その、物語の重さに、ときどきぞっとする。重すぎる。
食材だけじゃなくて、まわりを見渡せば、
本、音楽、家具、身に着けているもの、そして人。
物語を内包したものたちが視界を埋め尽くしている。
すべてのものに、人に、物語はある。
物語は、人生を豊かにするものだったはずなのに、
物語があまりにも多すぎて、窒息しそう。

言葉と物語は、とても大事にされる。人生を一変させるようなものもある。
だから、それを知っている人たちは、それを使っていろいろなことをする。
いいことばかりではない。
言葉と物語を悪用する人もいる。
気をつけなければいけない。
誰が、いつ、誰に向けて言った言葉かで全然違う。

今の僕が、信用している言葉がある。
その言葉は、僕の身近にいる人が、酔っぱらって僕に言った言葉だ。声だ。
その人と僕の物語があったうえでの言葉だ。
ここにはその言葉は書かない。
なぜなら、その言葉は僕にしか作用しない言葉だからだ。

本当に大事な言葉と物語は、とても個人的な、普通のものだと思う。

2月のお休みのおしらせ。

2月のお休みのおしらせです。

7(火)
14(火)
15(水)
21(火)
28(火)

2/18(土)は
わたしたちのライン 2017.2.18
です。
お店は通常営業いたします。

よろしくお願いいたします。