11月のお休みのおしらせ。

11月のお休みのおしらせです。

1(火)
2(水)
8(火)
15(火)
18(金)
22(火)
29(火)
30(水)

11/12(土)は
庄野雄治『コーヒーと小説』『誰もいない場所を探している』W重版決定記念 「お店を続けるためにずっと考えていること(コーヒーと小説の話もすこし)」
です。
お店は通常営業いたします。
11/18(金)は
mama!milk×nicolas「僕らの未開」
のため、通常営業はお休みをいただきます。
出張、イベントに伴い、お休みが不規則になっています。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

庄野雄治『コーヒーと小説』『誰もいない場所を探している』W重版決定記念 「お店を続けるためにずっと考えていること(コーヒーと小説の話もすこし)」

アアルトコーヒー庄野さんと、ミルブックスの藤原さんのトークイベントを、11月、nicolasで開催します。

http://blog.goo.ne.jp/aaltocoffee/e/3afb6c57dbad1538b5a24b146c6fa44a
コーヒー業界が冬の時代に、何の経験もないまま徳島でコーヒー屋を始めたアアルトコーヒー・庄野雄治さんが地方でお店を続けながら楽しく幸せに暮らしていくために実践したアイデアを綴った書籍『誰もいない場所を探している』。発売からじわじわと売れ続けロングセラーとなっている本書の重版が決定しました。そして、10/1に発売したばかりの庄野雄治さん編による近代小説短編集『コーヒーと小説』が発売から5日目で重版が決定しました。この2冊の重版決定を記念したトークイベントを開催。
進行は、2冊の出版元であり、庄野さんがお店を始めたばかりの頃からアアルトコーヒーを見続けている出版レーベル「ミルブックス」を主宰する藤原康二。
10年前、飲食業の経験もないままひとりでアアルトコーヒーを始めた庄野さん、12年前同じく出版業の経験もないままひとりで出版レーベルを始めた藤原。ふたりがどうやって、お店と出版社を立ち上げ、続けてきたかを包み隠さず、全開でお話します。そして合間には、フリーランスでやっていく上で影響を受けた「すこぶる面白い」小説の紹介も。
さらにブレイクタイムには、庄野さんによる美味しいハンドドリップコーヒーのいれ方教室も行います。1粒で3度美味しいトークイベントです。
お店を始めたい方、出版に興味がある方はもちろん、何か新しいことを始めたいけどどうしていいかと思っている方にぜひご来場いただきたいと思います。

日時:2016年11月12日(土) 13時〜14時30分(12時30分開場)
会場:三軒茶屋 Nicolas (ニコラ)
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F
電話 03-6804-0425 http://www.nicolasnicolas.com
出演:庄野雄治(アアルトコーヒー)、藤原康(ミルブックス)
料金:1500円(1ドリンクご注文をお願いします)
*お土産として、2人が選書した古書文庫の小説付き

◎予約方法|メールで受付します。
メール:millebooks@outlook.jp(ミルブックス)
件名に【11/12予約】、本文に【名前、予約人数、電話番号】を記載の上、送信ください。
・いただいた情報は本公演以外の連絡には使用しません。
・お子様料金はございませんが、小学生以下は入場無料です。
・予約後のキャンセルはご遠慮ください。

10月のお休みのおしらせ。

10月のお休みのおしらせです。

1(土) 18:00~オープン
4(火)
11(火)
18(火)
19(水)
25(火)
29(土)

10/1(土)~10/31(月)は
狩野岳朗 個展「B卓の注文」
です。
展示を観るだけの方も歓迎致します。席に着かれる場合は、1ドリンクオーダーをお願い致します。あらかじめ料理やデザートをご希望の方は、事前にnicolasへ席のご予約をお願い致します。
展示中の幾つかの絵と同タイトルのメニューをご用意してお待ちしております。
10/29(土)は
ライブイベント「浸透深度」
のため、通常営業はお休みをいただきます。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

我が師。

誰に教わるか、というのは、とても大事だと思う。

レシピなんて今、世の中にあふれてる。
技術は、日々の積み重ねだ。
10年やれば、オレでもこのぐらいできるようになる。
生き様?
オレの人生、失敗ばっかりだ。
料理人なんて、肉体労働者だ。
お前の料理は、なんだ?
オレはお前に何も教えてねえよ。
オレが、そんないい言葉、言ったのか?覚えてねえな。

師匠に教わったのは、そういうことだった。

20代の半ば、まかないで食べた師匠のパスタの衝撃は、
今でも更新されていない。

おそろしいほどナイーブで、
すぐくよくよして、
音楽が好きで、
酒が好きで、
いつも酒に呑まれていて、
でも厨房に立つと、
魂を削るように料理を作る人だった。

夢をあきらめたことがある人だった。
いつでも、弱くて、もがいてるやつの味方だった。

シェフ、あんたの料理が食いたいよ。

娼婦のうた

私は料理人
食欲を処理する娼婦
お金さえもらえれば誰にだって
サービスするよ 体と心を削って

あの子も娼婦
近頃人気ね でも気をつけて
あの人あなたをカタログにしたら
別の子に好きって言うんだから

あなたはお客さん
誠実な娼婦が好きなんでしょ(ごめんね)
まさか性欲より食欲のほうが
高尚だなんて思ってないよね?

私はコック
勘違いしないでね いい?
私は好きでやってるの 娼婦の矜持
かわいくしてるから またしにきてね

狩野岳朗 個展「B卓の注文」

https://t.co/ymDm2o01vX


画家・狩野岳朗さんの個展「B卓の注文」を、三軒茶屋にあるカフェ・nicolasで、2016年10月1日から31日まで開催いたします。
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【statement】
人は喫茶店で、隣の席の会話や素振りを意識してしまう。
逆に、隣の人に自分が意識されていることも意識しているように思う。
A卓の会話がB卓のテーブルの話の発端になったり、
B卓の料理を見て、A卓の人が同じ料理をオーダーする、というように。
自己と他者が微妙な距離感をとりつつ、時にその境界線を越え
お互いが影響しあって過ごす場所での相互作用について考察し
その状況下で作品を制作。すなわち、
喫茶店で隣の席を意識し/されながら、できた作品を “喫茶店” で展示する。
また、作家は展示期間中しばしばこの ’‘喫茶店’’ を訪れ、
隣の席で絵を描く人として、他者の意識に浸透する。
—-
日程:2016年10月1日(土)〜31日(月)
会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
営業時間:16:00〜24:00
定休日:火曜日・第3水曜日
電話:03-6804-0425
*展示を観るだけの方も歓迎致します。席に着かれる場合は、ワンオーダーをお願い致します。あらかじめ料理やデザートをご希望の方は、事前にnicolasへ席のご予約をお願い致します。
【期間限定メニュー】
展示中の幾つかの絵と同タイトルのメニューをnicolasがご用意してお待ちしております。
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【ライブイベント】
『浸透深度』
日程:2016年10月29日(土)開場:17時 開演:17時30分
出演:青木隼人(音楽)、狩野岳朗(ペインティング)、nicolas(料理)
料金:3800円(nicolasの夜ご飯&デザート&1ドリンク付き)
定員:18名さま
ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「浸透深度」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数
*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。定員に達し次第、受付終了いたします。
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青木隼人 AOKI,hayato
ギター演奏を中心に音楽を続ける。自主レーベル grainfield からCD作品を8つ発表。ジャケットのデザインも自身で手がける。ソロでの演奏活動のほか haruka nakamura とのデュオは2014年にアルバム『FOLKLORE』を発表。
また、画家、藤川孝之との共同制作、牧野伊三夫とのライブペインティングなど、音楽以外の表現とのコラボレーションも積極的に行っている。
http://grainfield.net/
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狩野岳朗 Takero Kano
画家。本の装画やアパレルブランドとのコラボ、ワークショップ、ライブ、個展での作品発表など。
主な仕事に、本の装画『晴れたり曇ったり』(川上弘美 著)、『哲学散歩』(木田 元 著)、アパレルブランド「sneeuw」とのコラボレーション。
古道具屋「IONIO&ETNA」を運営。
http://www.sktec.org/
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企画:熊谷充紘(ignition gallery)

わたしたちのライン

https://t.co/CysQDHSPNh

交わらないけど繋がることができるかもしれないこと。
演奏:山田俊二、ドローイング:横山雄、料理:nicolas
『わたしたちのライン』を開催します。
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日程:2016年9月24日(土)
オープン20:00 スタート20:30 クローズ22:00
会場:nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
演奏:山田俊二
ドローイング:横山雄
料理:nicolas
料金:3000円(nicolasのパスタ&デザート&ドリンク付き、横山雄の当日のドローイングを絵はがきにして後日プレゼント。)

町ですれ違う他人は言うまでもなく、家族でも、親友でも、恋人でも、相手が何を考えているのかは最終的にはわからない。
人は孤独だ。孤独だから、他人を恐れる気持ちが生まれるし、他人を求める気持ちも生まれる。
体を交えても相手の感覚を感じることはできない。
でも、相手が求めていることを知っていくことはできる。
もっと近づいてきてほしいと感じ、これ以上踏み込むとよくないという感受性が生まれる。
他者がいることで、想像力が目覚めていく。
それぞれが孤独であることを受け止めながら、他者と共に生きる喜びをわかちあっていくことができたら。

今回、ピアニスト・山田俊二の演奏会を開催し、音楽に没頭しているお客さんや、空間、その時間を、イラストレーター・横山雄に描きとってもらいます。
そのドローイングを絵はがきにして、後日あなたのもとにお送りします。
山田俊二には自身のアルバム『交わらない時間たち』を中心に演奏してもらいます。『交わらない時間たち』を没頭して聴いている時、私たちひとりひとりの時間は交わっているのでしょうか。
隣の席の人が何を考えているのかはわからないけれど、確かなのは、nicolasという場所で同じ時間を共有しているということ。その時、横山雄の描くラインは交わっているのでしょうか。
演奏会が終わったら、またそれぞれの交わらない時間が流れていきます。
そこにある日、横山雄から絵はがきが届きます。
あの演奏会の私たち。私の演奏会の時間は、彼の演奏会の時間で、彼女の演奏会の時間でもあった。
孤独でありながら、繋がることができる。
わたしたちのライン。

ご予約:下記メールアドレスに必要事項を明記しメールをお送りください。
ignition.gallery@gmail.com
件名「わたしたちのライン」

1.お名前(ふりがな)

2.当日のご連絡先

3.ご予約人数
*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
*メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
*当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しております。定員に達し次第、受付終了いたします。

プロフィール:
Yamada Shunji
独学で作曲をはじめる。以後、自主制作映画や短いドラマの音楽を担当。 2014年自作曲をまとめた「交わらない時間たち」を制作。

横山雄
イラストレーター/アートディレクター/グラフィックデザイナー。
第33回 ザ・チョイス年度賞入賞/第83回 毎日広告デザイン賞 最高賞受賞。
主に美術館関連商品・ファッションブランドの図柄や宣伝美術のデザイン、本の挿絵などを手がける。http://yokoyamaanata.com

企画:熊谷充紘(ignition gallery)

9月のお休みのおしらせ。

9月のお休みのおしらせです。

6(火)
13(火)
17(土)
18(日)
19(月)
20(火)
24(土)
27(火)
28(水)

17(土)、18(日)は、「loppis ueda」出店
24(土)は、「わたしたちのライン」
のため、
通常営業はお休みをいただきます。
出張、イベントに伴い、お休みが不規則になっています。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

8月のお休みのおしらせ。

8月のお休みのおしらせです。

2(火)
8(月)18:00オープン
9(火)
13(土)
14(日)
15(月)
16(火)
23(火)
30(火)

8/8(月)は、
18:00オープンです。
8/13(土)~8/16(火)まで、
夏季休業です。
8/17(水)は、
第3水曜日ですが、営業いたします。

申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

町に生きる音。

Hemisphereのキャラバン、愛知・奈良・鳥取のツアーが終わり、
新幹線で東京に戻ってきました。
品川から山手線にのるとき、ちょうどラッシュの時間帯で、
たくさんの人がホームにあふれていました。
各地で「東京は、地方出身者のあつまり」というような話もしてきたあとで、
いま、ここにいる人たちひとりひとりに、地元と呼べるような場所があって、
そこには、人と、おいしい食べ物と、町の音があるんだな、
なんてことを思いました。

蒜山で、倉吉・夜長茶廊の石亀さんたちと一緒に、
その土地の野菜を食べて、そのあと、お店の外のベンチでぼんやりしていたとき、
セミの声、ウグイスの声、車の音、山の風の音、陽射しの音、
子供のころの夏休みの音が、そこにありました。

それが、この品川駅のホームにいる人たちのぶんだけあるんだな、
と思ったら、ラッシュの混雑が少しだけ、いとおしくなりました。
(それは哀しみを含んだいとおしさかもしれない)

キャラバンのツアーがとても楽しかったので、
それを言葉にしたいのですが、
言葉にすると大切なものがたくさんこぼれ落ちてしまいます。
でも、言葉にしたときにこぼれ落ちてしまったものを、
丁寧に拾ってくれる人たちにたくさん会ってきたので、
不完全でも言葉にしておこうと思います。

蒜山でゆにさん玄さんと別れ、
津山で庄野さんと別れ、三河安城で熊谷さんと別れ、
伏見、ならまち、倉吉とまわったキャラバンのメンバーは、
それぞれの地元に帰っていき、
僕たちは地元を通りすぎて三軒茶屋に帰りました。

地元に愛があって、いま東京にいる人もいるし、
地元に憎しみがあって、いま東京にいる人もいる。
地元は嫌いだけど、家族は好きな人もいるし、
地元は好きだけど、家族は嫌いな人もいる。

ふるさと難民あふれる東京で、
二コラはお店をやっています。

キャラバンの集まりが、小さな町のようでした。
でも、その小さな町には、大事なものが全部あった気がします。

またこのメンバーでどこかの町にいく機会があったら、いきたい。