光のからだ vol.1「若葉のエコー」。

nicolas、出張のおしらせです。
教会で、素敵な歌を聴いて、おいしいものを食べて、心に光を灯しましょう、というイベント、「光のからだ」にnicolasも参加させていただくことになりました。
5/18(土)15時から、場所は世田谷区代沢にある富士見丘教会。

詳細はこちら
vol.1のゲストはコトリンゴさんです。
完全予約制ということですので、ご予約はお早目に。

5/18(土)は、
nicolas出張のため、通常営業はお休みをいただきます。
申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

おしらせ。

誠に勝手ながら、
4/28(日)は、
臨時休業とさせていただきます。

そのほかのお休みは、通常通り、
火曜日、第3水曜日です。

申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

おしらせ。

誠に勝手ながら、
4/5(金)は、
18:00~
の営業とさせていただきます。

申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

ジャンゴ 繋がれざる者。

クエンティン・タランティーノ監督「ジャンゴ 繋がれざる者」を観る。カフェの人にとっては「ジャンゴ」っていうと、やっぱりラインハルトになってしまう。仕方がない。

それは置いといて。改めて、レオナルド・ディカプリオという役者の凄さを思い知らされた。「ギルバート・グレイプ」を観て、「この人すごい!天才!」と思ったときと同じぐらい、今回のディカプリオは衝撃だった。「レオン」のゲイリー・オールドマン的なキレっぷり。「おお、あのヒョウロクダマみたいなロミオを演じた青年がこんなにキレキレの役者になって…」というような感慨。可愛かった神木くんが「桐島」でグミチョコのような前田を演じたときのような感慨。天才は何度でも輝くのだなあ。

パンフレットの町山智浩さんの解説を(加えて、町山さんのブログでの『國民の創生』論も)読むと、テーマの重さがよくわかる。奴隷制は日本人にとってリアリティーのあるテーマではないのだろうけど、目を背けている自国の黒歴史を見つめることが必要、という点は日本も同じ。これを語れるような知識を僕は持ち合わせていないので、それについては何も言えない。ただ、それを見せよう、教えようと奮闘してくれている作家さんや映画監督にはとても感謝している。

パンフレットのインタビューでキング・シュルツ役のクリストフ・ヴァルツが「クエンティンは自分が語りたいストーリーを語るためにジャンルを選び、そのジャンルが持つ要素をすべて使ううちに、そのジャンルではこれまでになかったようなレベルの高いことを達成してみせる」と言っている。更にそのジャンルのこと(=西部劇)を、ラジオの解説で町山さんが「あまりエラく思われていないもの」と言っている。この、「あまりエラく思われていないジャンルを用いて、何か本質的なものを表現する」という手法は、あれだ、「魔法少女まどか☆マギカ」だ。西部劇も、魔法少女モノも、あきらかに「あまりエラく思われていないもの」だ。

世の中で、「飲食業」というものは、まあきっとこの「あまりエラく思われていないもの」に含まれると思う。その飲食業の中でも更に、「カフェ」というものは、言うならば「もっともエラく思われていないもの」と言っても過言ではないのではないかと思う。映画界での西部劇、アニメ界での魔法少女、飲食界でのカフェ。そもそも日本のカフェ文化は、とってもマカロニ・ウェスタン(イタリア人が撮ったアメリカ西部劇)的なもの。この立ち位置、嫌いじゃない、むしろ好きだ。
ならば、カフェが持つ要素をすべて使ううちに、このジャンルではこれまでになかったようなレベルの高いことを達成してみせる、っていうのを、いつの日にかやってみたいとも思う。

タランティーノのように。

3月のお休みのおしらせ。

3月のお休みのおしらせです。

3/5(火)
3/12(火)
3/19(火)
3/20(水・祝)
3/26(火)
3/27(水)
3/28(木)

都合により、通常の定休日以外にもお休みをいただきます。
申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

おしらせ。

誠に勝手ながら、
2/27(水)は、
17:00~
の営業とさせていただきます。

申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

おしらせ。

誠に勝手ながら、
2/6(水)は、
臨時休業とさせていただきます。

申し訳ありませんが宜しくお願い致します。

チーズ教室のおしらせ。

あけましておめでとうございます(だいぶ遅いですが)。
本年もnicolasをよろしくお願い致します。

さて、今週末は、今年最初のチーズ教室です。
詳しくはこちら。
http://cheese-labo.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-84c4.html

1月はいろいろな白カビチーズを食べ比べ、とのことです。
まだ定員に若干余裕があるようですので、興味のある方はぜひ、チーズラボさんのウェブサイトからお申込みください。

年末のごあいさつ。

nicolas、本日12/29(土)で、年内の営業が終了しました。

今年は、本当にたくさんのお客様にご来店いただきました。ありがとうございました。
クリスマスの連休のあたりから、年末のごあいさつに顔を出してくださるお客様もたくさんいらっしゃって、とても嬉しかったです。年末のごあいさつ、っていいですね。おかげでnicolas一同、しあわせな気持ちで年の瀬をむかえることができます。お忙しい中、みなさん本当にありがとうございました。

今年一年お世話になりました。来年も宜しくお願い致します。

新年は、
1/9(水) 18:00~
の営業となります。
宜しくお願い致します。

それでは、よいお年をお迎えください。

何者。

朝井リョウさんの「何者」を読む。

まったく一体、朝井リョウという人は何者なんだ。23歳(ぐらい)の若さで、これが書ける人ってのは、なんだかもう、怖いぐらいにすごい。ひとまわりも年下の若者に、いい歳した大人の虚栄心を見透かされて嘲笑われる、僕たちの羞恥プレイ。朝井リョウさんという人は、「“何者”かになれた観察者」なんだろうな。

「ダサくてカッコ悪い自分を認めてあがくこと」は、カッコ悪くない。
早川義夫さんのように、それを教えてくれる年長者はたくさんいるけど(僕にとっては大槻ケンヂが最初だったと思う)、よもや「まだ社会に出たばっかりの、このヒヨッコが!」という年齢の若者に説教されるとは思わなかった。だから、余計に刺さった。「オッサン、いつまでそんなことやってんの?カッコつけて俯瞰してるのって、すごいカッコ悪いんですけど。」て、言われてるみたい。
水道橋博士の「藝人春秋」でも、甲本ヒロトが、
「『ステージ上で唯一やっちゃいけないことがある。それはカッコつけることだ!』って言われた気がしたんだ!」
と言っていて、何者かになれた人たちでも、やっぱり誰かに「カッコつけることのカッコ悪さ」「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」ということを教えてもらっている。
それでもやっぱり、カッコよくなりたい。「カッコいいなー。いいなー。」って憧れられたりしたい。「何者のしっぽ」を掴みたくて、何者かになれた彼らに憧れるのだから。

僕たちは何者かになれるのだろうか。
若い頃の自分から見れば、自分たちでお店を構えるなんてことは、「何者」そのものだったと思うのだけど、結局自分は自分でしかなくて、何者でもないとしか言いようがない。
「カフェってオシャレ気取りだけど中身はうすっぺらいんでしょ、どうせ。ちゃんと読んだこともないようなビジュアル重視の洋書とか並べてるんでしょ、どうせ。どこそこ産の食材を使ってますとか言ってバイトでも作れるようなスパゲティ出してるんでしょ、どうせ。」
というように見られるのがしゃくで、日々あがいているのだけど、カッコ悪いかな。カッコいいカッコ悪さに見えているのかな。

それが、カッコいいことなのか、カッコ悪いことなのか。その判断基準は、やっぱり重視してしまう。
シンクロナイズドスイミングの選手みたいに、水面下では壮絶なバタ足が続いていようが、水面上では涼しい顔をしていたい。陰でどれだけ努力をしているのか想像すらできないけど、小嶋陽菜のように「えー?なんですかー?」と、しれっとしていたい。こじはるになりたい。
よし、メグたんみたいな魔法使いになろう。ニコラは、みんなをしあわせにする魔法使いなのです。