小澤征爾指揮、ボストン交響楽団の「プロコフィエフ:ピーターと狼」が親父から届く。何かとクラシックのCDを送りつけてくる父なのですが、これは聴く。
なにがすごいって、全編を通して小澤征爾のナレーション付き。「小鳥とアヒルが口ゲンカをしています」とか言って、フルートとオーボエの演奏が始まったりします。征爾、若い。オザワくんがもし、こういうのやったら、買います。
小さい頃、何か音楽がないと眠れない子で、この「ピーターと狼」も聴いていた記憶があります。「狼が出てくると怖いから(ちなみに狼はホルン)、狼出てくる前に寝なくては!」とか思いながら。ただ、この小澤征爾のものは1992年に録音されたものなので、僕が聴いていたのは別のものなのかも。親父が楽器をやっていて、おふくろは音楽の先生だったので、なんだかよく知りもしないで上質な音楽に触れていたのだなあとしみじみ思ったりします。結局なんだかよく知りもしないで今に至っていますが。
ちなみにこの「ピーターと狼」は、ウソつき狼少年のあの物語とは全く別の物語で、ピーターが仲良しの動物たちと一緒に狼を捕まえる、という話です。
ほんとだよ!ウソじゃないよ!
2011/07/06 05:10 | Category:Essay, Music
先日、長野県は飯綱で、地鶏と軍鶏を育てている生産者の山浦さんがはるばる軍鶏を食べにきてくださいました。
http://shinanonouen.naganoblog.jp/e766262.html
僕のような、まだまだ未熟な青二才のところにまで足を運んでいただいて感激。恐縮です。しかしながら、生産者を目の前にしてその料理を出すとなると、かなり緊張。
「オレが丹精込めて育てた愛する息子たちを、お前がどう料理してくれるのか見せてもらおうか!あん?」
とは言いませんでしたが、そういうことです。山浦さんとこの軍鶏はほんとにうまいので、僕さえ余計なことしなけりゃ間違いなくうまいはずなので。
お世辞ももちろんあったと思いますが、
「幸せです。」
というお言葉をいただきました。山浦さんに幸せですなんて言っていただけたら、そりゃあもう僕も幸せです。泣きそうになりました。これを励みにより一層頑張っていきたいと思います。
今度はこちらから、飯綱の山浦さんの農園を訪ねて、で、山浦さんの軍鶏とガチでたたかってこようかと思います。かなり強いと思います、軍鶏。
2011/06/27 03:26 | Category:Essay, Food
6/26(日)は、誠に勝手ながら
13:00~18:00
の営業とさせていただきます。
(出張ケータリングのため)
申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
2011/06/24 03:18 | Category:nicolas
友人が出版に携わった「野村の見立て」を読ませていただく。野村とは、ご存知名将・野村克也、ノムさんの本です。
「今、超大御所の本の出版に関わってるんだけど」という前振りをいただき、「王!長嶋!辰徳!達川!」と、僕の知りうる大御所を羅列したところ、
「普通、王、長嶋ときたらその次ぐらいに名前が挙がる人だよ」
と言われ、ずっと気になっていたのですが、よもやノムさんとは。すごいですね。
僕も昭和生まれの男の子ですので、小さい頃の夢が当然のように「野球選手」だった時期があります。当時僕はカープのファンでした。赤が好きだったもので。カープがほんとに強かった時期で、北別府、大野、川口に、炎のストッパー津田。慶彦、山崎隆、小早川、浩二、衣笠。そんな時代でした。
いつしか野球とも疎遠になっていたのですが、ウチの嫁のお父さんが大のヤクルトファンということもあり、ゴマをする意味も含めて件の友人にいろいろ野球のことを教えてもらったりしていました。神宮球場にも何度か足を運んだり。(しかしながら、なぜか毎回レフトスタンドでC前田さんに狂喜乱舞していたり。)いや、慎也のショートは日本一ですよ。
ノムさんの考え方は、ジャンルを問わず説得力がありますね。やっぱり。
「実力(才能)の足りないヤツは、その分アタマを使わないといけない。」
これは、実力をつけるための日々の鍛錬が大前提の上での話で、「ノムさんはクレバーで精神論をバカにしている」という方もいますが決してそんな訳はなく、「アタマを使うことを放棄した人が言う精神論」が嫌なだけであって、「アタマを使った上での精神論」は決して否定していないと、僕には読めました。
ノムさんが落合監督を買っているのがなんだかよくて、「オレの成績を超えてから文句言え」のくだりにはちょっとしびれました。
ノムさん、落合に共通して言えることは、奥様が、アレですね、カカア天下ですね。むかしソクラテスは「悪妻をもらえば哲学者になれる」と言ったそうですが、おや、これは、ひょっとすると、僕も名将に。うむ。
2011/06/24 03:17 | Category:Essay
渋谷ユーロスペースにて「飯と乙女」を観る。
食を題材にした映画は、やっぱりいちばん観たいジャンル。食材そのものにスポットライトが当てられている作品より、「食事」という行為を通しての人間関係を表現したものに、より興味があります。誰かと食事を一緒にするっていうのは、とても密で、とてもエロティックですよね。
いきなりですが、本編のあとにスピンオフの短編があり、ウサギの料理を食べるカップルの話だったのですが、どうもみたことがあるエチケットのワインだなあと思ったら、出演していたのが、あの中田英寿もワイナリーを訪ねているカステッロ・ロミトリオのオーナー(息子)。オーナー自らなかなかキワモノな役を見事に演じきっていました。Coniglio in padellaを作っていたシェフはローマの有名シェフだそうです。どうりでウサギのさばき方が尋常じゃなかった。自分の専門的な分野を、映画やドラマでおろそかに演出されているのをみて「これはないわ」と興醒めしちゃうことってないですか。その逆で、そういうディティールがしっかりしてるとそれだけで嬉しくなるものです。すげえうまそうでした、ウサギ。
「食べものを食べてもらうことで、メシを食っていく」という仕事をしているので、この映画本編のテーマの「生きるために食うのか、食うために生きるのか」「食う(生きる)ためには、あるいは食わせていくためには、なにかを犠牲にしなければならない」といったことはすごく身近で。よく言う「とりあえず飲食業なら賄いあるし食うには困らない」というのと、「この仕事でメシを食っていけるのか」というのは別の意味なので。あ、「パンがなければブリオッシュを食べればいいのよ!」ていうのとも全然別の意味ですので。
上映後、ご縁があって監督さんとも少しお話させていただきました。ウサギもロミトリオもありませんが、今度メシでも食いにきてください。
2011/06/22 02:46 | Category:Essay, Food
お店から家までの道すがら、嫁に
「ここのあじさい、いっつもすごいキレイだよね」
と言われて、初めてそこにあじさいが咲いていることに気付きました。
ちょっとだけ近道して帰る道のほうには、バラがすごくたくさん咲いている家があって、そこも
「今日のバラの家、半端ない」
というメールをもらって、意識して見てみたらそりゃあもう半端ない有様でした。
「そういうとこ気付けないとバカになるよ」
と言われましたが、まったくその通りで、そういうどうでもいいちょっとだけ気持ちいいことに、いちいち気付ける毎日を送れると、いい。
こないだ友人がお店に訪ねてきて、昼間からビールを飲みながら
「100点の女のコに出会っちゃったよ」
と、恋わずらい中学生男子のようなことをぽんやりしながらぬかしていました。
そういうことです。
2011/06/20 04:20 | Category:Essay, nicolas
nicolas、営業時間変更のおしらせです。
6/16(木)より、
営業時間 14:00~24:00
ランチは14:00~16:00となります。
茶沢通り歩行者天国開催時(日、祝日)は13:00からオープンします。
定休日は火曜日と第3水曜日となりますので、6/14(火)、6/15(水)は連休をいただきます。
6/13(月)までは12:00~の営業です。
宜しくお願い致します。
2011/06/08 13:02 | Category:nicolas
「YUJI AJIKI」のお菓子を知人からいただきました。nicolas一同テンションが異常に上がる。特にパティシエ。
安食さんのお菓子は僕ら大好きで、デフェールのときはちょこちょこ足をはこんでいたのですが、「YUJI AJIKI」になってちょっと微妙に遠くなり、1度しか行けていませんでした。
世の中にはおいしいパティスリーが溢れていて、パリの大御所のお店や日本の大御所のお店、新進気鋭のお店、ものすごい技術力を見せつけてくるお店、それこそ無数にあります。そんな中で、安食さんのお菓子を「1番おいしいお菓子」というのは難しいかもしれませんが、僕ははっきり「1番好きなお菓子」とは言うことができます。「うめえ!」と背筋が伸びるお菓子ではなくて、「おいしい・・・」とほんわりするお菓子。あとは、ちゃんと遊んでるところ。安食さんという人の人柄が好きです。「好きな人が作ってるお菓子」だから食べたいんです。
ウチのパティシエは、
「ここ最近食べたお菓子の中で1番おいしかったよ」
と言っていました。
なので僕は、
「オレはここ最近食べたお菓子の中で2番目においしかったよ」
と答えておきました。
2011/06/06 01:33 | Category:Essay, Food
「ゲンスブールと女たち」を観る。もうここしばらく映画を観ておらず、「観ねば!」という焦燥感すら感じていました。そんな折、うってつけのゲンスブール。
とにかく、オープニングから煙草、煙草、煙草。セルジュ・ゲンスブールといえば煙草、ですから当然といえば当然なのですが、昨今の世界的な嫌煙ムードに真っ向から唾を吐くような煙草のオンパレード。賛否はもちろんあると思いますが、僕は痛快でした。というか、ゲンスブールの映画をつくるのに煙草のシーンを自粛するくらいなら、そもそもそんな映画作らないほうがいい。ことゲンスブールに関してはそう思います。「空気を吸うのが嫌いだから煙草を吸っている」と言っていた人ですから。とはいえ、今のご時世で子供時代のゲンスブールが煙草を吸うシーンをこれでもか!と入れたのは正直すごいな、と思いました。R指定が入ったいちばんの原因は、性的なシーンよりもむしろこちらなのでは。
ボリス・ヴィアンとの即興や、ジャンゴのくだりもよかったのですが、後半ちょっと寝ちゃいました。気持ちよくて。
そして、なにより、ゲンスブールとバーキンの部屋の床。nicolasの床とおんなじでしたよ。白のタイルにネイビーのダイヤ模様。なんかすごいうれしい。床、必見ですよ。この映画いちばんの見どころです。
「カフェのBGMとして、ゲンスブールはちょっとベタすぎるから」という嫁を説得して、ちょっとゲンスブールをかけたいな。
2011/06/01 03:29 | Category:Essay
ご近所の美容室ALPHAさんが今日(5/26)で7周年ということで、アニバーサリー・ケーキのご注文をいただきました。ありがとうございました。おめでとうございます。
http://www.alpha-hairsalon.com/blog/index.php?itemid=1197
ALPHAさんにはここ数年通っていて、そもそもは嫁が「なんか近所に新しい美容室できたっぽい」と行ってみたのがきっかけ。で、「なんか、もともと長野の美容室らしいよ」という話を聞いて僕も行ってみることに(僕、長野出身なもので)。そしたら担当の美容師のかつろうさんも長野の方で、しかも年も近く、「何中?何高?」的な話から、「権堂のいむらやがどうした」だの「長野のALPHAの隣りの喫茶店のマスターが武蔵丸に似ている」だの、そんな話で意気投合。当時僕はまだマッシュルームカットで、かつろうさんになかなかの無理難題を注文していたそうです。僕は全く覚えていないのですが、言われた方は覚えてるんですね、こういうのって。
あれから7年ですか。マッシュルームカットのナナメ・ボーイもそこそこ大人になりました。こうやって年を重ねていくのも悪くないと、本当にそう思えるようになってきました。ALPHAさんの8周年、9周年、10周年にもケーキをお願いしてもらえるように、ウチもぼちぼちやっていきたいと思います。
あ、定休日、ALPHAさんと一緒にしちゃったから、いつ髪切りにいけばいいんだろう。
2011/05/27 03:13 | Category:Essay, nicolas
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